車両紹介

働き者で遊び上手♪使えるオシャレ軽バンホンダ『N-VAN』

2022.05.16

カラーズイオンタウン湖南店でも絶賛爆売れ中のホンダの『N-VAN』
気になるN-VANの全てをインプレッションしたいと思います。

1 N-VANとは？
2 N-VAN独自の魅力３選
3 N-VANグレード別装備
4 インプレッション車紹介
5 N-VANの使い方はあなた次第！！

N-VANとは？

N-VANはホンダの４ナンバー軽貨物自動車でいわゆる「軽バン」です。
軽バンと言えば、下の写真のようなスズキエブリィバンや、ダイハツハイゼットカーゴなどの箱型タイプを想像される事が多いと思います。

ホンダもかつては箱型軽バンの「アクティバン」を販売してましたが、廃止にして現在はN-BOXベースのN-VANとなっております。

N-VANと箱型軽バンとの大きな違いは荷室長。
N-VANは箱型軽バンに比べると荷室長が短くなってしまいます。
箱型軽バンはエンジンを床下や前席の下に搭載して後輪を駆動するのでボンネットに相当する部分を短く出来る為、荷室長を確保しやすい構造です。
それと比べN-VANはエンジンをN-BOXと同じくボンネットの内部に搭載するので、箱型軽バンと比べ荷室長が約40Cm短くなります。
荷室長が短いという事は、軽貨物自動車にとって重大な欠点です。

それならどうして荷室長の長いボディを持つアクティバンを廃止してまで、N-BOXベースのN-VANに変更したのか？
答えは荷室長が短いハンディキャップを十分に補える魅力を満載したからです。
N-VANは、エブリィバンやハイゼットカーゴには備わらない魅力的な機能をふんだんに盛り込んだ車両です。

他メーカーの軽バンとは全く違う独自の路線を進む、そんなN-VANの魅力をじっくりお伝えしていきましょう。

N-VAN独自の魅力３選

その1.　ピラーが邪魔にならない広々開口

開口幅が広いと使い勝手が格段に向上します。
N-VANはダイハツタントのようにセンターピラーレス。
ピラー（柱）とは助手席ドアとスライドドアを開けた時に、中央に縦に伸びる柱の事です。
軽バンでピラーレス仕様はN-VANだけです。

助手席や後部座席へ乗り降りする一般的な使い方なら、あの柱はあまり気にならないですが、大きな荷物をたくさん積み下ろしをする時などは、左側の大きな開口部とリアゲートを併用すると作業効率は大幅に向上します。
前後のドアを両方開くと開口幅は1､580ｍｍに広がり、タントの1､490ｍｍを上回る広さを誇ります。

ピラーの無い使いやすい広々開口部ですが、衝突安全性能を確保したりボディ剛性を保つ本来のピラーの機能は助手席ドアとスライドドアに内臓しているので、しっかりと確保しています。
一般的に『ピラーレス』（柱が無い）と呼ばれていますが、実際には『ドアインピラー』（ドアに内臓ピラー）です。

その2.　スーパーフラットな床面

低い床とスクエアなボディーを採用し、隅々まで使える大容量の空間を実現！
HONDA独自の技術「センタータンクレイアウト」で燃料タンクは前席の下に。その分荷室の床をとことん低くして。縦に広がる大空間を実現しました。

こちらのノブを引くと助手席が簡単にフラットに。

床面に限りなくフラットになります。

続いて後部座席は背もたれの紐を引くだけ。

とても簡単です。運転席後ろの座席も同様にすれば完成！

ご覧の通り広々荷室が出来上がりました！

N-VANは、一般的な箱型軽バンと比べ荷室長が約40Cm短くなるという説明をさせて頂きました。
ちなみにエブリィバンは1､910mm、ハイゼットカーゴは1､915ｍｍに対し、N-VANは1､510ｍｍとなっております。
荷室長とは、前席に2名乗車時の荷室の長さをいいます。

荷室長こそは1､510ｍｍというものの、助手席まで段差のないフラットなスペースを作れるN-VANなら最大スペース長がなんと2635ｍｍに！
長尺物も余裕で積載！

脚立など長い荷物を余裕で積載できます。
しかし2名乗車で長尺物を積載したい時は？
大丈夫です！運転席後ろの座席を使えば2名乗車+長尺物も可能になります。

ご覧のようにN-VANにはとても考え抜かれた積載能力が備わっております。
また荷室高はエブリィバンが1､240ｍｍ　ハイゼットカーゴが1､250ｍｍに対しN-VANは1､365ｍｍと10cm以上高くなっており、大型の荷物を積載する時はこの10cmの差で非常に積みやすくなります。

その3.　使いやすさをとことん追求

N-VANは、より便利に使いやすくするアイデアもいっぱい詰まってます。

まず上記部分の使い方です。

蓋を開けると工具とジャッキが収納されています。

パンク時対応は最近多いパンク修理キットでは無く、スペアタイヤが搭載されている為、仕事やアウトドアユースで悪路走行時の不慮のパンクやバーストの時にも安心です。
荷室の荷物を積んだままでタイヤの交換を可能とする為に３分割構造のリアバンパーを採用し、中央部を外すと簡単にタイヤを引き出す事が出来ます。

また外したこの蓋は40Cmのスケールとなっており、ただの蓋で終わらない所が嬉しいアイデアですね。

そしてそれだけではありません！
後部座席収納時に外して邪魔になる2つのヘッドレスト。
ご覧の通り2つまとめてスマートに固定出来るように工夫されています。

それでは助手席を収納した際に外したヘッドレストは？

はい！抜かりなくきっちり助手席ドア部分に固定出来ます！

シフトノブの左横の使いやすい位置にコンビニフックを装備

助手席側にも買い物袋を掛けられるよう助手席ドアポケットにも工夫がされています。

上記は脱着式の「小物侵入防止板」
走行時に積載物が運転席の足元に侵入するのを防ぐ為のセパレーターです。
便利な工夫のみではなく、安全面も十分に考慮された工夫も高評価です。

荷室の左右壁面とテールゲートの内側に合計28個のユーティリティナットを装備。
キャップを外すとM6サイズのネジ穴として使用でき、パイプや棚、金具などを取り付けて空間を自由にアレンジ出来ます。

助手席の足元と後方に２個ずつ、荷室フロアに４個、合計８個のタイダウンフックを装備。
タイダウンベルトや紐などをかけて大きな荷物や自転車などを固定出来ます。

N-VANグレード別装備

N-VANのグレードは現在４種類。

●ベースとなるのは『G』グレードです。
ベーシックモデルではありますが、「ホンダセンシング」や「フルオートエアコン」など装備されているのは嬉しいですね。

●続いて『L』グレードになると「ナビ装着スペシャルパッケージ」「電動格納式リモコンカラードドアミラー」「カラードアウタードアハンドル／カラードリアライセンスガーニッシュ」「フルホイールキャップ」「充電用USBジャック」などが追加されたスタンダードモデルです。

●そして『＋STYLE　FUN』グレードは「フルLEDヘッドライト」「スマートキーシステム／プッシュスタート」「IR／UVカットガラス」などを更に追加した充実装備のフラッグシップモデルです。

●最後に『＋STYLE　FUN・ターボ』グレードは＋STYLE　FUNの豪華装備はそのままに64psのターボエンジンを搭載したモデルです。

各グレードFFと4WDが選択でき、6MTとCVTも用意されています（＋STYLE　FUN・ターボはCVTのみ）

インプレッション車紹介

今回のインプレッションで使用した車両は『＋STYLE　FUN・ターボ CVT 4WD』です。
当店で最も売れているタイプとなります。

『＋STYLE　FUN』『＋STYLE　FUN・ターボ』には丸目スタイルのフルLEDヘッドライトとLEDフォグライトが装備されます。

ルームランプまでもLEDが装備される『＋STYLE　FUN』『＋STYLE　FUN・ターボ』

助手席前の充電用USBジャックと荷室で使えるDC12Vアクセサリーソケットは『L』グレード以上に装備される装備です。

インテリアです。
スマートキーシステム／プッシュスタートは『＋STYLE　FUN』『＋STYLE　FUN・ターボ』の装備です。
フロントシートアームレストは『L』グレード以上のCVT車に装備されます。

N-VANのシートを紹介します。

上記写真のように運転席は肉厚のクッション性の高いシートが装備されています。
しかし助手席と後部座席は厚みのない薄手のシートが装備されています。

これは貨物自動車である為に、荷室を確保する為のシートアレンジ時に収納しやすくする為です。
また商用車の規格で、後席の面積よりも荷室を広く確保する必要がある為、N-VANの後席はN-BOXなどの乗用車タイプと比べ前よりに装着され足元空間が狭くなり後席背もたれも直立しているので、乗用車タイプよりも助手席と後部座席は極端に乗り心地は悪くなります。

このあたりはN-VANに限らず貨物自動車の宿命ですので、乗り心地重視の場合は「乗用タイプ」積載重視の場合は「貨物タイプ」と使用目的をどちらに重きをおくかを考慮の上で選ぶ事が大切です。